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6月 17, 2008 -    コメントは受け付けていません。

トム・デマルコの「プロジェクト管理」がわかる本

tomdemarco.jpg吉平健治
秀和システム(2007)
デマルコの著作から、プロジェクト管理の要点をまとめたもの。
デマルコの著作は、ほとんど読んでいるのですが、知識を整理するために読みました。
元の著作を読んだ印象と要約だけではだいぶ違います。
書いてあることは間違いではないのですが、やはり前後の文脈で印象深くなるのだな、と納得。
これを読むよりは、「大いに語る」あたりを1冊読んだ方がためになる気がします。
それでも、こんなこと言ってたっけ、と思われる箇所が2カ所。
「ソフトウェアプロジェクトでは概して、勝つために特別なことをするより、負けの程度を抑える方が大事なのです。」
「昨日の問題は今日のリスクである」

6月 16, 2008 -    コメントは受け付けていません。

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由

nihonnosoftware.jpg久手堅憲之
技術評論社(2008)
エンジニアへの提言
火事場と呼ばれる問題プロジェクトで生きがいを探す前に、組織の再発防止策をチェックしよう。でなければ、一生火事場暮らしになりかねない。
自分に最適なキャリアパスを会社が用意してくれるなどとは、間違っても信じないこと。自分のキャリアパスは自分でデザインするもの。そのために何をなすべきかを考えよう。
組織は教訓を学ばず、環境を整えず、人を育てない。自分を伸ばすためには結局、自分で自分を磨くしかない。
あなたがお客さんと話して胃が痛くなるのなら、自分の交渉カードを聞かされる側に回ったときにどう感じるか考えてみよう。まともな話でなければ、誰がそれを言わせているのかに考えをめぐらせてみよう。
どうしても今の会社でやりたいことがある人以外は、一度は組織を離れる選択肢について考えてみよう。自分の価値を見直し、磨こうとすることが長い目で見て損になるはずがない。
会社は本当に個としてのスキルの探求を期待しているのか考えてみよう。それが中途半端なら時間の無駄で終わってしまうかもしれない。
自分にしかできないことを何でもいいから探してみよう。学んだ技術を使って、好きなことを追求することが飯の種になることもある。
エンジニアの道を追求するのなら、自分の足で立つべきだ。今にあっては腕だけで食えるのはよほどの場合だけだから、もう一度、誰にとっての自分の仕事の価値かという視点に立ち返ってみよう。
ユーザーへの警鐘
ソフトウェアを作る側には、「効率」という言葉は眼中にないことを意識しよう。その成果物を使えば何かが効率化できるなどとは安易に考えないようにしよう。
「IT投資で企業競争力を強化、国際優位性を保てる」などは、かなりマユツバだと思っていい。「技術大国・日本」は、ことソフトウェアの世界では迷信にすぎない。
要求開発や設計の前にコストをきちんと算定することは不可能に近い。人月単位の開発計画は、信憑性を疑ってかからなければいけない。
ソフトウェア導入のコスト効果にもっと敏感になろう。これからは国内ベンダー一辺倒というわけにはいかなくなる。国内と海外の開発ベンダーそれぞれのメリット、デメリットを見極める目を持とう。
六本木ヒルズに入居する企業だけがIT企業なのではない。本当にIT能力を問われているのは、ITユーザーであるすべての企業だ。
情報システム作りで大手ベンダーへの安易なブランド信仰に走っていないだろうか。「大手なら安心」はすでに迷信だ。自分たちで頭をひねった仕組みしか結局はうまく回らない。
自社だけは特殊と口走ったことがあれば、少し考えてみよう。実際にはオンリーワンは稀で、会社なんてどこも似たようなものだ。
IT投資の額はまともなものか、その投資でいくら儲かるのか、ユーザー組織内での議論を忘れてはいけない。工数ばかりが増える非効率なシステム開発で得をするのは、結局はベンダーだ。
ITの重要性を議論せず、大手ベンダーに任せきりにして、社内改革を否定し、効果測定を無視する。以上を守れば「ゴミシステム」を確実に手に入れることができる。
エピローグ
「エンジニアは、医者や弁護士と同じように、プロフェッショナリズムにもっとも近い職業の1つだと思うんですよ。国家免許とか何とかいう話とは別にね。コンピュータを自在に操る、神の手を持っているんです。シロウトにはない特異な技術を持っているということの価値を当人たちが気づいていない。そのことをもっと意識して欲しいですね。自分たちには特殊な技能があるんだ、と。新しい技術を追いながら自分の神の手を磨き続けると、プロフェッショナルとして生きていけると思う。会社はこんなことを教えてはくれないし、自分で気づくチャンスは限られている。それで、会社の引いた線をトボトボと歩いているという格好になってしまっているのではないでしょうか。もったいないと思いますよ。みんな本当に素晴らしいんだから、もっとその才能を発揮して、それが世の中から感謝される経験をして欲しいといつも思います。個人的な趣味に走る傾向の人が多い世界なのは確かなので、収益とかいろんなビジネス的な観点で、世の中やお客さんが期待する方向に自分を向けることは、そんなに得意じゃないところもある。でも、プロフェッショナル意識を強く持って、方向をそろえる人が多く出てくれば、すごく大きなパワーになるはずです。」

6月 15, 2008 -    コメントは受け付けていません。

ウチのシステムはなぜ使えない

SEとユーザの失敗学
岡嶋裕史
光文社新書(2008)
日系コンピュータの書評で取り上げられたので、読んでみました。
現状の日本のシステム発注を、かなり誇張した形で、部外者として冷笑するという書き方は反感を覚える。
オブジェクト指向などの技術的な解説も多々あるのだが、首をかしげたくなるような解説多数。
200ページの本文に83も注釈をつけて自分の博識を見せつけるのもどうかと思う。
このような人が研究所に勤めたり准教授になっているという事実に呆然とする。
ネガティブな書評は書きたくなかったのですが、時間を無駄にされたことに腹を立てて・・・。
読もうかどうしようか迷っている方は時間の無駄ですから、ほかの本を読んでください。

5月 28, 2008 -    コメントは受け付けていません。

脳が冴える15の習慣

nougasaeru15nosyukan.jpg築山節
NHK出版(2006)
習慣1 生活の原点をつくる
・脳の活動を安定させるには、生活のリズムを安定させることが大切
・そのためには、まず生活の原点を作ることが大切。朝一定の時間に起きよう
・脳にもウォーミングアップが必要。足・手・口を意識して動かそう
習慣2 集中力を高める
・集中力や頭の回転の速さは、それ自体を「上げよう」と思っても上げられない
・意思的にできるのは、時間と距離(仕事の量)の関係をはっきり認識すること
・時間の制約をなくすと、「何がより重要か」も判断しにくくなる
習慣3 睡眠の意義
・睡眠は、疲労回復のためだけでなく、思考の整理を進ませるためにも必要
・夜は情報を蓄える時間に向いている。考えを大ざっぱにまとめ、早く寝よう
習慣4 脳の持続力を高める
・脳を鍛えるときには、司令塔である前頭葉を鍛えることを意識するといい
・前頭葉を鍛えるときには、テクニック以前に体力をつけることが大事
・家事や雑用を積極的にこなすことは、前頭葉の体力を高める訓練になる
習慣5 問題解決能力を高める
・些末な選択・判断を効率化させるルールを持っておくと、脳の力を有効に使える
・一日の行動予定表や仕事を解決するまでのプロセスを書くのも、脳の仕事を助ける
・書いたものを自分で分析したり、他人に評価してもらったりすることも大切
習慣6 思考の整理
・物の整理は思考の整理に通じている。忙しいときほど片付けを優先させよう
・仕事で混乱したときには、机を機能的に整理することからはじめると立て直しやすい
習慣7 注意力を高める
・脳の健全な働きを保つには、目を動かして積極的に情報を取ることが必要
・目を動かす(フォーカス機能を使う)時間を意識的に多く持とう
・視覚的情報が遮断された状態で耳から情報を取る訓練をするともっといい
習慣8 記憶力を高める
・使える記憶を増やすには、出力することを意識して情報を取ることが大切
・その出力の機会を増やすために、報告書やブログを活用しよう
・会話する機会が少ない人には、書き写しや音読が有効なトレーニングになる
習慣9 話す力を高める
・人の質問に答える形で話を長くしていく(周りの人の協力が大切)
・メモを用意し、そのキーワードを辿りながら慣れない話を長くする
・写真を撮ってきて、それを示しながら表現を膨らませていく
習慣10 表現を豊かにする
・表現を豊かにするには、いくつかのパターンを身につけ、訓練することが有効
 (質問を想定する、話のナビゲーションを自分でつくる、風景を思い浮かべる)
・話が通じないのは相手のせいと考えてはいけない。相手の身になって考えよう
・たとえ話を織り交ぜながら話そうとしていると、脳が総合的に鍛えられる
習慣11 脳を健康に保つ食事
・生活習慣病になると、脳にも悪影響が及ぶ。予防するには太らないことが第一
・エネルギーの需要と供給のバランスを考え、適度な運動と腹八分目を心がける
習慣12 脳の健康診断
・画像検査により、脳の病気を発見できるだけでなく、問題のある機能も分かる
習慣13 脳の自己管理
・自分の失敗を記録し、傾向を割り出すことは、脳の自己管理にとても有効
・失敗を分析するときには、小さな失敗から注目していくと分かりやすい
・その代わりの方法として、人から指摘される問題行動を分析するのもいい
習慣14 創造力を高める
・「何の役に立つのか」より「誰の役に立つのか」を重視して考える
・アイデアは情報の組み合わせと考える(無から有は生み出せない)
・書くことによって情報を脳に刻み込み、まとめをしながら考える
・創造力を高めるには、活動をマルチにし、人生を楽しもうとすることが大切
習慣15 意欲を高める
・意欲を高めるには、自分の行動と結果を誰かが評価してくれることが重要
・人を好意的に評価することは、自分が評価されやすい環境をつくることにつながる
・生活のどこかにダメな自分を見せる場面があると、意欲を高めやすくなる

5月 27, 2008 -    コメントは受け付けていません。

私塾のすすめ

shijyukunosusume.jpg齋藤孝/梅田望夫
ちくま新書(2008)
最近注目している、梅田望夫さんと、「サン=テグジュペリ 星の言葉」等で好きになった齋藤孝さんの対談。
お二人の熱い思いが伝わってきます。ネットの話はあまりないのだけれど、基本的な勉強姿勢という点で推薦します。
—————–
戦略というと、要領よく世の中をわたっていくためのもののように聞こえるかもしれませんが、自分の人生をデザインしたり、生活スタイルを「作品」としてデザインするのは、戦略的な意識がなくては、実は難しいものです。現代は、自分の人生に対してもかなり意識的に自分自身でデザインしていく時代なのだといえます。(齋藤孝)
単に勤勉に努力するというだけでしたら、マネジメントしていく大局的な視点というのは必ずしもいらないのですが、自分自身を含んでしまっている状況全体を自分自身が見通して、そのなかで、自分の人生をデザインしていくということになりますと、単なる勤勉ではすまななくなります。つまり、見通す力のある人が、努力していって始めていろいろなことを達成できるという時代になってきていて、見通し力のない、ただの真面目さだけでは厳しい時代になってきているといえます。(齋藤孝)
「直感を信じよう」といつも言っています。自分がいいなと思ったことに自信を持ったほうがいいと。自信をもつと、そこに行動が生まれる。行動すれば情報が新しく生まれる。(梅田望夫)
学校側と親側と、二つの側面を見る必要があります。まず、この二十年くらい、「子どもというのは、大人があまり干渉しないと個性が伸びる」という考え方が、大きな位置を占めてきました。授業でも、トレーニングするということが嫌われて、算数でも一問問題を出して「考えてみなさい」というようなやり方も行われています。ところが、「考えてみなさい」といわれたとたんに、ほとんどの子は考えるのをやめてしまう。「子供というのは、問題を与えて時間を与えれば考えるものだ」という自発的思考の前提というのが、僕は間違った前提ではないかと思っています。「個性」や「主体性」の名のもとに、授業を効率的に進めるということをなおざりにしてきた面がある。(中略)学校では、その時間をただ過ごせばその時間が終わるというふうに時間割がなっている。その時間、考える作業をしたということで終われば、大義名分がたつ。ところが考える作業というのは、実はたいへん難しい。いわば、子供の能力に、教師が自分の仕事の責任を押し付けるようなかたちで、ゆるい時間をすごしてしまうということが行われてきました。
それから、家庭教育はというと、親も子どもにあまりうるさく言いません。かつての親のように、壁となって立ちはだかるような、禁止事項の権化ではない。フロイトが言うスーパーエゴ(超自我)の役割から親が逃げ出してしまった。「~するな」「~すべき」というような圧力をかけずに自由にのびのびやらせると、その後、活力のある自己管理のできる大人になっていくという、一種の現代的性善説で家庭教育が行われてきたといえます。本能的欲望に、超自我が制限を適度にかけることで自我が安定するわけですが、戦後生まれの親たちが、アメリカの本来のセルフメイド的な「自立」をぬきにした形で、アメリカの自由な雰囲気だけを輸入してしまって、自由放任にしておくとうまく育つと勘違いしてしまった。親世代の問題として、そういうところに、気分的に逃げてしまったということがあります。(齋藤孝)
「物理」の履修者は全体の三割程度といわれています。「選択の自由」という名の教育放棄が行われ、その後の人生の学びの「選択の不自由」に追い込むようなことが起こってきてしまいました。(齋藤孝)
ある一定量をこなさないと、質的な変化がおこらないということを信じて、量をこなすということを、まず最初の課題にしていく。(齋藤孝)
「もっとほめろよ、おまえたち」
直感を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探しをしている暇があったら自分で何かやれ。(梅田望夫)
僕は基本的に、ものごとというのは、だいたいのことはうまくいかないという世界観を持って生きていますね。だから、一個でも何かいいことがあったら大喜び。その辺がまだ十分に伝えきれていないところなのですが、世の中に対する諦観がベースにあります。人間と人間がわかりあうとか、たまたま組織の中で出会った人と人とが全人格的に切り結ぶことなんかありえない。そんなこと、はなから期待できないんだ、という思いがあります。だから加点主義というか、一個でもいいことがあったら、そこをしゃぶりつくす。一つでもいいことがあれば、その人を肯定する。全員と切り結ぶ必要はないわけだから、会わない人がいるのはまったくかまわない。自分と合う人と出会うのは、砂金を探すようなものだと思うんですよ。(梅田望夫)
実は、僕の教育論というのはシンプルで、「量をこなすことをおそれなくさせる」というやりかたなのです。自分の限界だと思っていたところから、その三倍くらいはいけるよ、と。大事なのは、「負けるということをおそれない」こと。競馬の武豊騎手が言っていましたが、彼は三千勝しているけれど、一万何回か負けている。競馬というものは負けるものなんです。(齋藤孝)

5月 5, 2008 -    コメントは受け付けていません。

ウェブ時代 5つの定理

maketheworldabetterplace.jpg梅田望夫
文藝春秋(2008)
新しい時代の金言集。共感度100%。原文を載せているのがとてもいいです。なぜか原文のほうがしっくり来るのですよね。
ただ、日本語が縦書きで英文は横ですから、時々、本の方向を変えて読まなければいけないのが少し辛かったです。日本語も横書きでよかったのでは?
P102の「その二つを一緒にしてはいけないだ。」は「2つに分かれたラインとスタッフを持ってはいけない」ということではないでしょうか?逆の意味のような気がします。
それから、グーグルのSergey Brinですが、ロシア系ならばサーゲイではなくて、セルゲイになるのではないかな、などと思いました。シリコンバレーの梅田さんのほうが正しい気がしますが。
以下抜粋です。
世界を変えるものも、常に小さく始まる。
理想のプロジェクトチームは、会議もせず、
ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、
ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ。--ビル・ジョイ
人事部主導で新卒を一括採用し、本人の意志と関係なく勝手に配属先を振り分けるという日本企業のシステムはもはや完全に制度疲労を起こしていると思います。新卒で入った社員の中にすぐに辞める人が増えていると聞きますが、問題は明らかに企業側にあります。自分の意志とも労働意欲とも関係なく、勝手にある部署に配属されて、行ってみたら到底尊敬できそうにない奴が上司で、興味の持てない仕事をやらされるというのは、いくらそれが社会的に知名度のある会社であっても、やりきれないでしょう。飛び出したくなるほうが当たり前だと、私は若者たちに共感します。
トップレベルのチームはマネジメント重視でなく
行動重視でなければだめだ。--ゴードン・ベル
政治的になるな、データを使え。--マリッサ・メイヤー
同じようにモチベーションを高く維持している人たちがチームの中にいて、目標を共有しながら、会社や作品の成長を目指す。自分の能力と仕事に自負を持ちながら、みんなが同じ目標に向かって走る一部になっている--仕事をする、働くということの本質的な意義は、その幸福感の中にこそあると思います。
シリコンバレーの中核にあるのは、サイエンスやテクノロジーを愛する人たち独特のものの考え方、価値観であり、それが会社と産業全体を牽引しています。いわゆる旧来の資本家や投資家や金融機関、文系的な管理者の論理とはまったく異なる力が働いています。そしてその根底に流れるのは、西海岸特有のカウンターカルチャー(伝統的・支配的な文化に対抗する文化9から強く影響を受けた考え方です。
中枢にあるのは資本の論理ではない。個に力を与えるテクノロジーへの信仰にも似た熱情であり、理系の技術者特有の気質です。
PCは誕生当初から「個が大きな力を持つことのできる道具」として、個がテクノロジーを使って権威と対抗できる革命的な道具として産声を上げたのです。
グーグルはインターネットが体現している、「知と情報をあまねく流通させることで個の自由を徹底的に模索する新しい文化」の先兵としての役割を果たそうとしています。個人がより自由になるために、情報という新しい武器を与えよう、それが「世界をより良い場所に」することになるのだ、とグーグルは考えます。
私は根っからの、テッキーナードだ。そして科学を愛する。
科学はリソースを何乗にも膨らませるから。
正しい方針と正しい市場環境は必要だ。
でもケタ違いにリソースを膨らませるのは科学だけ。
科学は、何かを10%や20%良くするのではなく
100倍良くする可能性を秘めている。
私はその力に興奮を覚える。--ビノッド・コースラ
私たちは非常に複雑な問題を、その問題がどれほど複雑かを
人々に知らせることなく、解こうと試みている。--ジョナサン・アイヴ
「ニューノーマル」時代における成功とは、タイムマネジメントに尽きる。
この時代における通貨は、時間なのである。--ロジャー・マクナミー
Your time is limited,so don’t waste it living someone else’s life.
Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking.
Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.
And most important,have the courage to follow your heart and intuition.
They somehow already know what you truly want to become.
Everything else is secondary.–Steve Jobs
The only way to do great work is to love what you do.If you haven’t found it yet,
keep looking.Don’t settle.As with all matters of the heart,you’ll know
when you find it. And,like any great relationship,it just gets better and better
as the years roll on.So keep looking until you find it.Don’t settle.–Steve Jobs

4月 17, 2008 -    コメントは受け付けていません。

フューチャリスト宣言

梅田望夫/茂木健一郎
中身の濃い対談というのは刺激的です。通常の単行本にはならないようなちょっとした言葉に、読み手は非常にインスパイアされたりします。
それはそうと、先日、mixiで梅田さんが、私の日記に足跡を残してくれて、感激でした。なんでも御自分の著書の書評には全部目を通しているとのこと。私の場合は気に入った言葉を書き抜いているだけなので、申し訳ない感じですが。でもネットでなければできませんよね。それで、にわか梅田さんファンになって、「ウェブ時代 5つの定理」を購入したところです。
一連の梅田さんの本を読んで、前から思っていた感じを強くしました。会社員時代、会社に忠誠が誓えずに、自分のスキルを磨くことに後ろめたさを感じていた頃、トム・ピーターズの「ブランド人になれ!」に救われたわけですが、このシリーズの中で、トムは、時代は我々の曾祖父の時代に逆戻りしようとしている、つまり、会社に一生勤めて、年金をもらって生活するというのは、近代のほんの一時期の現象ではないのか?結局は昔のように自分の腕を頼りに生活していくしかないのではないか?、と書いています。それから独立を後押ししてくれた、ダニエル・ピンクの「フリー・エージェント社会の到来」の「デジタル・マルクス主義」(労働者がPCという安価な生産手段を得ることができる)。そして、梅田さんの「好きなことに勤勉であること」(これは、「7つの習慣」に通じますよね。近年のビジネス書の即効性のあるテクニックだけでは長期的な成功はできない。土台が大切である。種をまいたものしか刈り取ることはできない。)これらすべてが結びついて、私の太いバックボーンになっています。
前書きが長くなりましたが、「フューチャリスト宣言」の備忘録です。
茂木 もちろん、誰にも私利私欲はあります。でも、全体としてどういう潮流が生じているのかを冷静に考えるセンスがある。その判断を、個人個人のストラテジーに関連づけながら、制度設計までも含めてかたちづくることが、イギリスの人たちはものすごくうまい。それとくらべて、たとえば日本のIT長者にはそういう感覚が希薄な気がする。少なくともメディアの中で報じられているヒルズ族たちのふるまい方を見る限りでは。
梅田 村上春樹が同じようなことを言っていて、「一つひとつの意見がもし見当違いなもので、僕が反論したくなるようなものだったとしても、それはしょうがないんですよね。僕は正しいい理解というのは誤解の総体だと思っています。誤解がたくさん集まれば、本当に正しい理解がそこに立ち上がるんですよ」
梅田 ネットの上で何かを中途半端に有料にして生計を立てようというのは、うまくいきません。パスワードが入って検索エンジンに引っかからなくなるから、ネットは絶対に有料にしちゃいけないんです。無料にしてそれで広告が入るかといったら、先進国でまともな生活ができるほど普通は入らない。一方、リアルというのは不自由だからこそ、お金を使って自由を求めます。だから永久にリアルの世界でお金が圧倒的に回る。この二つの世界での生計の立て方とか、それから知的満足のしかたとか、いろいろ組み合わせて戦略的に考えていく必要があります。

4月 11, 2008 -    コメントは受け付けていません。

「ウェブ時代をゆく」その2

my_birthday.jpg私が何とか「けものみち」でサバイバルしてきたことについて、私自身が振り返って頭に浮かぶ要因は、「好きなことをやり続けたいという執念によってドライブされた勤勉」以外には思いつかない。こつこつと丁寧に細かいことを積み上げながら毎日を送ってきたことに尽きる。
物事がうまくいかず、悔しい思いをすることも人生では多々ある。そんなときには「いずれ幸福に暮らすことが最高の復讐だ」「幸福とは、いつか自分が好きを貫いて生きている状態になることだ」とでも思って「負のエネルギー」を「正のエネルギー」に変え、「好きを貫く」長期戦を生きてほしいと思う。
「知的生産」とはそもそも「書いたことを人に伝える」のがゴールで、個人的な「知的生活」と違って、他者の存在を意識した行為である。知的生産の本質には「利他的」や「パブリックな意識」が含まれ、社会貢献という意義も自然にそこに含まれてくるのだ。より多くの日本の知性がそのことに思いを馳せることで、近未来に日本語圏ネット空間がより知的に豊饒なものへと発展していくことを祈念してやまない。
画像は、今日が誕生日なので、mixiにひょうじされたメッセージ。奇しくもHPのカウンタも4411。

4月 7, 2008 -    コメントは受け付けていません。

ウェブ時代をゆく

webjidaiwoyuku.jpgウェブ時代をゆく
梅田望夫
まだ読了していませんが、刺激的な言葉が満載。
「エリート」でもなく「大衆」に埋没してもいない中間層の人たちにとっての新しい可能性の出現、それがネットの本当のありがたみだ
「タダの高速道路が出来たのに、なんでみんな歩いてるんだよ!なんでどこにも行こうとしないんだよ!」(中略)インターネットに関しては、日本では、「そうだ、走ってみよう!どこまでいけるか、行ってみよう!」という人よりも、「沿道で物を売ったらどれだけ儲かるだろう」とか「まだ整備されていないのに危険だ」とか「そんな道路、いらない!」といった意見がまだ根強い。(中略)そこまでネガティブでない人にしても、インターネットを通じて、働き方や生き方を変えることができるということを本当に信じている人が日本にはどれだけいるのか」
時間だけが全ての人に平等に与えられたリソースである。その時間を、自らの志向性と波長の合う領域に惜しみなくつぎ込む。それが個を輝かせる。時間という大切なリソースを自分らしくどう使うのか。そこがこれからはますます問われる。
アントレプレナーシップの神髄とは、「自分の頭で考え続け、どんなことがあっても絶対にあきらめない」ということに尽きるのだ。「勝った者」とは「勝つまでやった者」なのである。

2月 24, 2008 -    コメントは受け付けていません。

書店で本を注文してみました

何年か振りで、書店で本を注文しました。
ヘルミーネさんのブログで紹介された、ジッドの「田園交響楽」。
行きつけの書店になくて、Amazonにはあるのですが、340円の文庫本。
送料が300円かかります。
それで、書店に注文してみることにしました。
その昔は、書店にない本は注文するしかなかったのですが、オンライン書店を利用するようになってから、とんと使っていない。
今は、書店のレジに、PCの端末があって、問屋の在庫確認や注文ができるようです。
ジッドは在庫があるので、2日で届くということ。
もちろん送料はかかりません。
こういうやり方も、まだありですね。
まだ、街の本屋さんが、Amazonに対抗する方法は、いろいろあるとおもいます。
なんだか、店員さんとのふれあいが嬉しくて、応援したくなっちゃいました。

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