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4月 7, 2013 - 音楽    No Comments

From a Distance

 

遠くから眺めると
世界は緑色と青
そして雪をいただいた山々の白

遠くから眺めると
大洋には川が注ぎ
大空には鷲が舞う

遠くから眺めると
大地にハーモニーがこだまし
それは希望の声、それは平和の声
それは全ての人々の声

遠くから眺めると
皆満ち足り
困窮している人はいない
銃もない、爆弾もない、病気もない
飢えもない

遠くから眺めると
私たちは同じ楽隊で行進する楽器
希望の歌を奏で、平和の歌を奏で
全ての人々のための歌を奏でる

神はご覧になっている
神はご覧になっている
神はご覧になっている

はるか遠くから

遠くから眺めると
あなたがたは私の友人のようだ
我々は今、戦争をしているにもかかわらず

遠くから眺めると
私には全く分からない
これが何のための戦いなのか

遠くから眺めると
大地にハーモニーがこだまし
それは希望の声、それは平和の声
それは全ての人々の心

それは希望の中の希望
愛の中の愛
それは全ての人々のための歌

神はご覧になっている
神はご覧になっている
神はご覧になっている

はるか遠くから
2月 19, 2013 - 音楽    No Comments

glee

glee sing

glee

昨年末頃、NHK FMでTVドラマ”glee”の特集があった。高校の合唱部の話なのですが、興味を持って、NHK Eテレで放映中の第2シーズンを見てみました。

いやあ、素晴らしい!昔好きだった、音楽高校を舞台にした「フェーム」をさらにパワーアップした感じです。すっかりはまってしまいました。
80年代の「フェーム」は、せいぜい、黒人の女の子、ラテン系の男の子くらいでしたが、今はもう、アジア系やゲイや肥満や車いすや、これでもかというくらい混沌としています。教師を含め、登場人物はみんな個人的な悩みを抱え、苦しみながらも全国大会を目指します。ここでは悪役でさえも、悩みを抱え、時に、美しい面さえ見せます。全員が憎めないのです。

これだけ格差社会になって、夢をかなえることが困難な時代にあっても”glee”は夢を諦めるな、と繰り返しメッセージを伝えます。若い人に、社会は不条理だの、とても敵わない人が沢山いるなど、後で自分で覚らせればいい。問題は今、今を一生懸命に!

音楽がまた素晴らしいのです!1つのエピソードに必ず、数曲の音楽が挿入されるのですが、(既存の曲もオリジナルもあります)振り付け含めて完成度が半端じゃないのです。いったいこの3分の曲にどれほどリハーサルをやったのかと驚いてしまいます。

また、最初は端役かなと思っていた人が、ダンスがものすごくうまかったり(ブリトニー)、リードボーカルになっても半端なかったり(カート、メルセデス)、もうこれでもかというくらい見せてくれます。

Amazonのレビューにあったのですが、「これはドラマだから、TVだから」という人がいますがアメリカの大学のイベントを見た人が、実際にこのレベルだ、と言っておられました。

まだ第3シーズンの初めの方を見ていますが、これまでの私の中でのベスト・トラックは、My Chemical Romance の “Sing”です。

「歌いきれ
少年よ、明日来るものを見極めろ
歌いきれ
少女よ、明日を作るものになれ
仲間はずれにされそうになったときにはいつも
口を開くたびにお前の声を使うんだ

少年のために歌え
少女のために歌え
おまえが何かを失うときにはいつも

心を込めて歌え
考えられなくなるまで歌え
おまえの闘志を憎む者たちのために歌うんだ

耳の効かない者たちのために歌え
目の見えない者たちのために歌え
おまえが置き去りにした全ての者たちのために歌うんだ

世界のために歌え
世界のために歌うんだ」

1月 22, 2011 - 音楽    No Comments

Bill Evans

YouMustBelieveInSpring.jpg
たいしてたくさん聴いたわけでもないのだけれど、最近、Bill Evansを流しっぱなしにしていることが多い。オーディオ装置の前で正座して聴くのではなく、常に部屋に流れていて、フラッと入っては聴く、豊穣な香りのする空気のような存在。出会ったのはずいぶん前、ラジオで「Peace Piece」が流れたときだ。やられてしまった。「Peace Piece」が入ったベスト盤を買ってきて、この曲だけを何回も聴いた。これが「Everybody Digs」に入っていることさえ知らなかった。次がいけなかった。世間で評判の高い「Waltz for Debby」を聴いた。さっぱりよさが分からなかった。あの「Peace Piece」の緊張感はどこへいってしまったのか。私は今でも、この名盤のよさが分からない。最近、聴き出したのは、ツイッターで知り合った方の影響である。何枚かアルバムも買った。Wikiで調べもした。今一番気に入っているのは、荒涼としたジャケットの「You Must Believe In Spring」である。背景にある悲劇を別としても、自殺した兄に捧げられた「We Will Meet Again(For Harry)」は、涙無くしては聴けない。だから最初は、このアルバムの最後を飾る「Suicide Is Painless」が悪い冗談のように思えたし、亡くなった人たちへの冒涜に思えた。でも聴き返すうちに考えが変わった。この妙に明るい曲で締めくくったのは、この先、生きていくためにしようがなかったのだ、と。

今日もまたBill Evansを聴く。いつか「Waltz for Debby」のよさが分かる日が来ることを夢みて。

12月 4, 2010 - 音楽    No Comments

最強のZawinulトリビュート “Fast City”

FastCity.jpg

YouTubeで、”In A Silent Way”を探していて、偶然に、Metropole Orkest/Vince Mendoza の “Nubian Sundance” を見つけました。その素晴らしいオーケストラとソロ・アーティストたちの迫力にぶっ飛びました。ウェザー・リポートのアルバムで聴いているはずなのに、全く記憶に残っていませんでした。ええっ!こんなにいい曲だったの?驚いて、YouTubeを漁って、もう8曲見つけました。どれも素晴らしい!アップされて1年になるのに、まだアクセスが数千とは少なすぎませんか?というわけで見つけたのが、このCD。収録曲は、”Elegant People”が外されたかわりに “The Juggler”が入った全9曲。Vince Mendozaのアレンジに拠るところが大きいですが、感じたのは、原曲のよさを感じ取るセンスです。楽譜から音楽を紡ぎ出すミュージシャンもすごいですが、シンプルな原曲から、分厚いオーケストラの音を創造するアレンジャーはもっとすごい!完全脱帽です。

10月 3, 2010 - 音楽    No Comments

Reimagines Gershwin/Brian Wilson

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1分7秒の1曲目、Rhapsody in Blueにノックアウトされました。超お勧め。極彩色の現代のガーシュイン。ポップスの頂点にして極北。ビーチボーイズもブライアン・ウィルソンもほとんど知らないが、このハッピーなきらきら感は、本当に聴き終わるのがもったいない39分間。いつまでも聴いていたい。ガーシュインの曲だとは信じがたいほど現代的で、60年代の香りもぷんぷんするが、懐かしさを感じさせつつ、ちっとも古くない。ストリングス、コーラス、ブラス、リードの使い方は神業である。ガーシュインと聞いて敬遠する人がいるとすれば、大変損をしていることになります。是非聴いてください。

9月 17, 2010 - 音楽    No Comments

Chitinous/The Chitinous Ensamble

ChitinousEnsemble.jpg

初期のElton Johnのアレンジで有名な、 Paul Buckmasterが71年にリリースした、ジャズ・アルバム。時期的にはちょうど、Elton Johnの仕事をしていた頃です。ところがElton Johnの仕事と同じ人のアルバムとは信じれられない内容です。リズムの入らない、バルトーク・ライクなストリングスの曲と、前衛的なジャズの曲の混合のような感じです。よく言われるのは、この頃、マイルス・デイビスと親交があって、彼の「On The Corner」は、「Chitinous」の影響を非常に強く受けている。もっと言えば、ストリングスは入っていないが、そっくりである、ということです。近いうちに、Radio Meowingsで、Paul Buckmasterの特集をやります。 Miles Davisの曲も聴き比べてもらいますので、ご期待ください。もう40年近くも前のアルバムですが、この間リリースされたって言われても信じてしまいそうな、エイジレスな名盤です。好みが分かれるところですが・・・正直言って、好きだ、と言う人はかなり少数派かもしれません。ということで必然的に現在は、高価でしか手に入りません。多分再発もされないだろうという予感です。私も、米TOWER RECORDから始まって、数ヶ月かかって、最終的には米Amazonのマーケットプレイスでやっと手に入れました。(しかも定価の3倍以上・・・これでも安いです)

9月 11, 2010 - 音楽    No Comments

I ♥ ×××/大塚愛

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やられました。J-POPの曲に僕がこれほど感動するとは・・・。ピアノがビューンと鳴ってコーラスが入ってくるあたりでもうめろめろです。これほどの才能を持っている人を見逃していたなんて。NHK-FMの「ミュージックライン」のゲストとして登場した時間に、偶然に聴いていました。寡黙だけれど、とても知的な人、と言う印象です。注目する人がまた一人増えました。

9月 11, 2010 - 音楽    No Comments

BARBER

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BARBERは生誕100年で、気に入っている曲が2曲あります。ベタですが「Knoxville: Summer of 1915」「Adagio for Strings」です。どちらもとても静かで美しい曲で、よくこれらの曲をエンドレスで聴いています。前者からは、暖かい、慰め、郷愁、といった感情が込み上げてきます。後者は静謐で一瞬で壊れそうな、繊細でとてつもなく美しい音楽です。BARBERのこの2曲は、今一番のお勧めです。

8月 28, 2010 - 音楽    No Comments

タルカス 吉松隆/東京フィルハーモニック

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タルカスのオーケストラ・アレンジ版です。原曲に忠実なアレンジです。かなりの迫力なのですが、聴いているうちに原曲をもう一度聴きたくなって聴き返すと、原曲のすごさを改めて認識した次第です。やはり原曲は超えられなかった!高校生の頃に始めて聴いて衝撃を受けたことを思い出しますが、私はこの曲はプログレの一つの到達点だと思います。NHKのFMで吉松さんのDJで放送されたとき、吉松さんは、この曲をストラビンスキーの後継者と言われていました。またこれもNHKのプログレ特集番組で、山田五郎さんは、この曲を聴いて、ピアノって打楽器なんだ、と再認識したそうです。そういう感想は新鮮でした。とはいえ40年来のファンとしては、キース・エマーソンのピアノソロでタルカスの全曲を聴いてみたいと切望しています。

8月 28, 2010 - 音楽    No Comments

Justin Hayward & Friends

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どうやら2003年のアルバムの再発らしいです。フランクフルト・フィルハーモニックを使った贅沢なサウンドはなかなか聴き応えがあるのですが、難を言えば、アレンジが今一なのと、(サテンの夜はクレジットはないですがピーター・ナイトのアレンジそのままです。これだけは素晴らしい。)Justin Haywardが歌っているのは、14曲中、6曲、特に、1曲目の「サテンの夜」を自分で歌わないなんて、ちょっとなあ、という感じです。廃盤で高値がついていただけに、再発は朗報です。ファンなら一聴の価値はあります。そろそろ新曲が聴きたい今日この頃ですが・・・。

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