ドストエフスキーの何の小説の中だったか、決闘の場面があった。相手が主人公の鼻を狙って撃った弾ははずれ、主人公がよく狙いもしないで撃った弾が相手にあたる。
プロセス改善にしろ、プロジェクト管理にしろ、伝統的なやり方は「構えて狙ってから撃つ」方法である。
だが、撃った後で、すぐに結果のデータが大量に手に入って、すばやくフィードバックする仕組みを作れるとすれば、まず撃つのが正解ではないだろうか?そこで「構えて撃ってから狙え」が合言葉である。すばやく試して、間違ったらすばやく軌道修正してもう一回試せ、ということである。現代では的の動きが速く、撃ったときに的はそこにはない。
「10秒間マネジャー」の中でティム・ハリントンはIBMのことを、「構えろ、狙え、まだ撃つな、よーく狙え、もう一度よく狙え」と言っている。この意思決定の遅さがディフェンダーの弱点となる。
現代は「承認を求めるのは、駄目だといってくれというのと同じ。承認を求めるな。後で謝ればいい。」という世界で競争しなければならない。常に新しいものに取り組んで、自分で自分を時代遅れにしていく努力をしてゆかなければ、他の人によって時代遅れにされるだけである。
目覚しにCDラジオのFM放送を使っています。NHKのクラシック番組で目が覚めます。数年前までは普通の目覚し時計でしたが、音楽と一緒に起きれたら気分がいいだろうなあと思い、CD付ラジオを買いました。
最初はお気に入りのCDを使っていましたが、CDだと音楽が始まる前のキュルキュルというCDが回転する音で目が覚めることになりました。思い描いていたのは、自然に目が覚めるとそこにお気に入りの音楽があるという情景だったので、しばらくしてCDはあきらめました。
それでFMになったわけですが、もう耳障りな目覚しの音には戻れません。
でも実は猫を飼うようになってから、猫に起こされることも多いんです。これは快適等と言うものではなく、頭を引っかかれます。かなり痛いです。しょうがないなあと思いつつも、これもそう悪くない目覚めだと思っているこのごろです。
忙しくても、毎日お風呂に入るようにしています。バスタブにゆっくりと浸かっていると、いいアイデアが浮かぶことがあるからです。行き詰ったときの解決策を思いついた場所のベスト1はお風呂、次はベッドの中です。アルキメデスがお風呂でアルキメデスの原理を発見したのは、さもありなんと思います。
いろいろな人が書いていますが、問題にぶつかって苦しんでいるときには回答は見つかりません。一旦問題を離れてリラックスしているときに解決策を思いつきます。実際はリラックスと言っても頭の中ではああでもないこうでもないと試行錯誤しているのですけれど。
McConnellは考えている人は忙しそうに見えないと言っています。独立してからは、誰に気兼ねすることも無く、じっくりと考えることが出来るようになりましたが、さすがに日中はお風呂には入りません・・・。
先日Windows2000のマシンにLinuxを入れなおした。
FreeBSDのホスティング利用の本サイトでは、JSP/Servlet、PHP、MySQL、PostgreSQLが利用できる。サイトで公開するPHPプログラムやJSP/Servletのデバッグを出来ればと思いLinuxマシンを作った。
本サイトの日記・書評の原型はWindowsマシンで開発したが、これ以降の微調整はLinuxマシンで行った。ただエディタはEUCが使えるWindows上のエディタ(Peggy Pro)を使った。
マシン構築でいろいろなWEBサイトにお世話になった。最もお世話になったのは@IT(アットマークアイティ)とITBOOSTのサイトであった。
インストールと設定に関しては、Googleで検索すればたいていの答えは得られる。世界中の先駆者に感謝。
最近はLinuxに愛着がわいてきた。これをWindowsに戻すことはないだろうなあ・・・。
自分への投資と言うとスキル・技術への投資が真っ先に頭に浮かぶ。
会社員時代から本はたくさん読んできた。高価なセミナーにも自腹を切って行った。
どちらかと言うと自分のスキルのために仕事をしているのだと思ってやってきた。
それが最終的には会社のためになると思っていたが、会社員としては失格だったかもしれない。
昔、米国の素粒子研究所で、フェルミが軍人から、これが国防のためになんの役に立つのか
といわれて、「わたしはこの国を守るに値する国にしているのです」と答えたという。
最近、同じく独立した先輩から、スキルだけでなく、健康への投資が大事だと意見された。
完全に見落としていた。食事や運動に気をつけなければ、前提が崩れる。やっていけない。
これから試行錯誤で自分なりの健康法を見つけなければならない。
すぐには効果が出ないだろうが、とにかく行動しよう。
仕事中にコーヒーを良く飲む。愛用しているのはNESPRESSO(ネスプレッソ)と呼ばれる、専用のカプセルとコーヒーメーカーでエスプレッソを作るマシンである。
もう20年近く前だが、アルゼンチンのブエノスアイレスに10ヶ月仕事で滞在したことがある。ここで飲むコーヒーは、大きなカップになみなみとつがれたエスプレッソであった。
「カフェドブレ」(つまり2倍のコーヒー)と呼ばれていた。ここでエスプレッソのとりことなった。朝食はいつもカフェドブレとメディアルナ(半月つまりクロワッサン!)であった。
クロワッサンもコーヒーの角砂糖も3つが一組になっていた。私は砂糖とミルクをたっぷり入れたコーヒーが好きである。仕事中に脳にカフェインと砂糖を補給してあげると効率アップ!
このカプセルは1つ65円と安くはないのだが、他のエスプレッソマシンよりもエスプレッソらしいものが出来る。私の食生活の唯一の贅沢である。
プライベートなメールの署名に添えている一文があります。
Everyone has a guardian angel over his shoulder.
菊入みゆきさんの「やる気が出ないとき読む本」という
モチベーションをテーマにした本の中で知りました。著者も言われて
いましたが、とても美しい表現だと思います。
この文章で連想したのがヴェンダースの映画「ベルリン天使の詩」です。
私の好きな次のようなシーンがあります。
電車の中で、落ち込んだ男が考えています。「俺はもうだめだ。
妻には去られ、子供たちからは馬鹿にされ・・・」
そのとき目に見えない天使が、何かをそっとその男の耳元ににささやきます。
すると男は元気を取り戻し、「まだまだいけるぞ。大丈夫だ!」と、
明るい顔になるのです。
あなたも守護天使に守られています。きっと。
「私の人生を変えた黄金の言葉」という本があります。
このなかで忘れることが出来ない言葉の1つが
ポール・マッカートニーの”let it be”です。
私はこの曲の作詞はジョン・レノンだと思っていたのですが、
ポール・マッカートニーがつらい時期に夢で見たものだそうです。
「物事をあるがままにさせよ」とは一見、運命論的な
後ろ向きの言葉ともとられる心配があるのですが、
私は努力などを超えたところにある世の中の流れ
「ものごとは落ち着くところに落ち着くんだ」という
意味に捉えています。
最近思い返すことが多いのですが、
たった3語に込められた意味の深さにただ敬服。