Archive from 12月, 2003
12月 31, 2003 -    No Comments

翼2

昨日に引き続き、「翼のある言葉」から引用して、2003年の締めとしたいと思います。今年1年お世話になりました。
よい年をお迎えください。
「目を内に向けよ。そうすれば心のなかに無数の領域を見つけるだろう
まだ発見されていない領域を。そこを旅し、自分の宇宙誌の大家になれ」
—-ソロー

12月 30, 2003 -    No Comments

紀田順一郎の新潮新書「翼のある言葉」は、名言集ですが、文学好きにお勧めです。
言葉というものが、いかにそのコンテキストと密接に関連しているかを改めて感じました。
その言葉を発した人の人生というコンテキストや前後の文脈の中で、初めて輝きます。
たとえば、バッハの「マグダレーナ、僕の行く所ではもっと綺麗な色を見て、いままでただ夢想していた音楽を聴けるだろう。僕の眼はまのあたりに主を見るだろう!」という言葉。
失明状態にあったバッハが、ある日奇跡的に眼が見えるようになり、妻のマグダレーナを見ていった言葉です。
また魯迅の「思うに、希望とは、もともとあるものだともいえぬし、ないものだともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」も感動的です。
これは「もともと地上には・・・」から後は知っていたのですが、その前の一文があるのではかなり違います。

12月 29, 2003 - ソフトウェア    No Comments

サンタ3

ここ3日ほどかかりきりだったLinuxサーバーがようやく稼動しました。RAIDの設定で苦戦していたのですが、結局ボードがサポートを謳っているRedHat8.0では起動せず、RedHat7.3で立ち上げました。
一時はLinuxサーバーをあきらめてWindows Server 2003にしようかと思ったり、RAIDカードをADAPTECからFASTTRAKに変えてみようかとも考えていたのですが、FASTTRAKの情報を検索しているうちに、RedHat8.0では起動せずに7.3で立ち上げたという情報があって、もしやと思い、7.3でトライしてみました。
結局、あっけなく立ち上がりました。sambaを使ってファイルサーバー、apache+tomcatでWEBサーバー、MySQL+PostgreSQLでDBサーバーを兼ねています。
大事なデータは全てミラーリングされたサーバー上で保存します。これで少しは仕事場らしくなった?あとはサーバーとSwitching HUB用のUPSを買うばかり。

12月 26, 2003 - 言葉    No Comments

問題

「問題は、必ずチャンスを持ってくる。
だから、人は問題を追い求めるのだ。」
—リチャード・バック

12月 25, 2003 - ソフトウェア    No Comments

サンタ2

サンタさんが持ってきたサーバーは立ち上がっていません。苦戦中です。RAIDを作るのはうまくいって、Linuxのインストールまでは正常に終わるのですが、HDDからブートしようとすると、panicになってストップします。
たぶんHDD上にRAIDカードのドライバがないことが原因と思われますが、HDDからのブートでパラメータをつけられればFDからドライバを読み込ませてHDDにドライバをインストールできるとも思うのですが・・・。
マニュアルをもっと読むべきですね。明日もう一度トライしてみます。

12月 24, 2003 - モノ    No Comments

サーバー

今日はサンタさんがDELLのサーバーを持ってきたので、HDDをつけたり、RAIDボードを入れたり、メモリをつけたりしてLinux8.0のインストール。
午前中までは、その前に届いたデスクトップの古いデスクトップからの移行作業をやっていました。
いやあ、小さい、速い、静か、でかなり満足です。不満はどういうわけかネットワークの速度が遅いこと(19Mbps程度)。
このマシンより遅いDimensionが45Mbps出ているというのに・・・。前のマシンの2倍以上にはなったのですがいまいち不満です。このスペックだったらもっと出ていいはず。
新しいマシンのCR-R/RW DVDのコンボドライブが届くまで、古いマシンは保存します。CD-Rを焼くことがあるかもしれないので。
その後は、メモリ、HDD、PCIボードを外して処分しようかと思っています。少しさびしいですね。ターミネーター2でターミネーターが死んでいくときに感じた感覚です。
長い間よく頑張ってくれました。そのまた前に使っていたPentium90MHzのマシンはたぶんブラジルあたりまで待っていかれて、デジタルデバイドを助けるプロジェクトに使われたはずですが、最近はそういうのないですか?

12月 22, 2003 -    No Comments

Eclipse2

Eclipseの勉強中。それにしても「EclipseによるJavaアプリケーション開発」はなかなかよい本です。一見、PCの画面を多用した、よくある表面的なHOW-TO本に見えますが、実はソフトウエア開発に対する深い知識に裏付けられています。
リファクタリングやCVSの章でそれを感じます。ただ実際に試しながら読んでいくと、書いてある通りに進まないことが何箇所かありました。Tomcatのバージョンを4.1.29にするとEclipseから起動できなかったことや、(本に書いてある通りの4.1.27ではOKでした)、Checkstyleのプラグインを認識してくれなかったこと、「インストール構成ビュー」が正常に表示されなかった件などです。そもそもEclipseのバージョンが2.1.2で、本で述べられている2.1.1と違っていることが原因かもしれません。
あと読み残しているのは、先日ダウンロードサイトに接続できなかったUMLのプラグインの章です。明日、読了予定。いずれ、「こんな本を・・・」で紹介したいと思います。

12月 19, 2003 -    No Comments

Eclipse

やっとJavaの勉強時間になりました。水島和憲さんの「EclipseによるJAVAアプリケーション開発」を読んでいます。ファイルのダウンロードの仕方から、細かい設定まで、かなり至れり尽くせりの本です。
お勧めなのですが、こういうHOW-TO本の宿命として、すぐに古くなってしますのが難です。実際、必要なファイルのバージョンはすでに付録のCD-ROMよりも新しくなっています。今年の10月15日初版なのですが。
内容は、この1年、Windowsの開発ばかりだった私にとって、本当に刺激的です。LombozによるWEBサービスクライアントを作るところが特に面白い。GoogleやAmazonのAPIを使えるなんて!何か面白いことができそうです。
できればサンプルをこのHPにも載せたいと思います。それにJUnitやリファクタリングやUML等本当に盛りだくさん。オープンソースの威力をまざまざと見せ付けられました。

12月 18, 2003 -    No Comments

GNH

アーニー・ゼリンスキーの「働かないって。ワクワクしない?」を読んでいます。ゼリンスキーはスロウライフの元祖とも呼ばれているらしくて、「スロウライフの素602」なんていう本もあります。
GNHはその中の話。ブータンの国王が、外国人に、国民総生産(GNP)が低いことを指摘されて、「私たちは国民総生産を信じていないんです。私たちが信じているのは国民総幸福(GNH)です。」と答えるくだりがある。
ごもっとも。
でもゼリンスキーの本は、ちょっとむきになりすぎ。そんなに一生懸命、働きすぎはよくないと力説するのは、スロウライフにふさわしくないと思いますが。もっと泰然としているほうが似合っていると思います。
スロウライフにあこがれる今日この頃でした。

12月 17, 2003 -    No Comments

郷愁2

今日の郷愁はヘッセの「郷愁」。実はヘッセ大好きです。中学生みたいだと言われることもありますが。「郷愁」はヘッセのデビュー作ですが、これが生まれるときのいきさつがまたヘッセらしいのです。
当時、ヘッセはエリーザベトと言う女性と付き合っていたのですが、(この女性はヘッセの永遠の恋人となります)一緒にいるときに、あまりにヘッセが何も言わないものだから、エリ-ザベトは、「あなたは小説でも書きなさい。そうしたら読んであげるから。」と言いました。
するとヘッセは姿を見せなくなり、出来上がったのが「郷愁」でした。これはベストセラーになりました。
「郷愁」もみずみずしくて大好きなのですが、どれか1作と言われたら、迷わず「荒野の狼」を挙げます。ヘッセの心からほとばしり出たファンタジーです。アメリカでヒッピーの経典にもなったと聞きます。
また学生時代みたいに小説にどっぷりつかってみたいものです。

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