Archive from 5月, 2005
5月 31, 2005 - モノ    No Comments

時間をお金で買う

仕事用のノートのHDが足りなくなってきて、(30Gのうち27G以上が使用中)、80GのHDを買ったのですが、ソフトを入れなおすのに時間がかかりそうで、先延ばしにしていました。
多分、1日、つぶれるでしょう。
それで探したのが1,980円のTrue Image Personal
ディスクイメージを作ったり、それを復元するソフトです。
かかった時間は、
まず、ディスクイメージの作成(30分)
起動CDの作成(1分)
HDの交換(30分)
ディスクイメージの回復(20分)
合計、1時間半もかからずに完了。
時間をお金で買ったいい例です。

5月 30, 2005 - 言葉    No Comments

いい言葉はいい人生を作る

斎藤茂太による名言集。
心に残ったものは、
「何も打つ手がないとき一つだけ打つ手がある。
勇気を持つことである。」—ユダヤのことわざ
「ものごとの実は、
それをじっと見つめる人の心の中にある。」—イギリスの哲学者 ヒューム

5月 27, 2005 - インターネット    No Comments

解約できない

アフィリエイト・サイト用のホスティング会社GでPostgreSQLの日本語が扱えない件は、前にも書きましたが、前から使っているA社に乗り換えた後も、ごたごたが続いています。
まずはG社の解約手続きが完了しません。
解約用のフォームから手続きをしたのが先週の金曜日。
自動返信のメールが届いたきりで、ドメインの管理をG社で自分で管理するためのパスワードは、まだ送られてきません。
2回ほど催促メールを出したのですが、なしのつぶて。
何の反応もないのが不安にさせます。
A社のほうも、よくよくFAQを読んでみると、追加ドメインではJSP/Servletは使えない、Postgresなどのデータベースのセットアップには別途2,000円の料金がかかります。
魅力半減です。
もっともアフィリエイト・サイトはPHPなのですが・・・。
またネームサーバーの設定が完了していないので、IPアドレスで必要なファイルをアップしています。
ローカルには、ある程度、作りこみは済んでいるのですが、データベースをセットアップして、ドメインの問題を解決し、ある程度のデザインを改善して、提携申請をクリアするには、まだ時間がかかりそうです。

5月 26, 2005 -    No Comments

本を斜めに読む

最近、3冊の本(いづれも400-500ページ)を斜めに読みました。1冊を2-3時間程度かけてです。
全て、初版を読んでいて、第2版のレビューを書くためでした。
プログラミングの心理学とコードコンプリート(上下)です。
役に立ちそうなところだけ拾い読みしたのですが、これが結構、役に立ちます。
時間を得した気分です。
もちろん、重要なところを読んでいない場合もありますが、それは使う時間とのトレードオフです。
かけた時間に対する対価は必ず回収するとの意気込みで、斜めに読みます。
斜め読みのこつが分かってきました。これからも役に立ちそうです。

5月 25, 2005 -    No Comments

コードコンプリート 第2版 下

下巻では、品質、インスペクション、テスト、デバッグ、リファクタリング、コード・チューニング、統合、ツール、ソフトウェア職人気質について、豊富な実例とデータで解説されます。
百科事典的な内容ですが、より深く理解したい人向けに300以上の参考文献が参考になります。
中級以上のプログラマの方は下巻のみでも十分だと思います。
初版にあった、この言葉に止めを刺すと思っていた次の言葉は変っていました。
「一生懸命は余分な、不要な努力である。それは、何とかしようとしているが仕事が終わっていないことを示している。効率的なプログラミングにおけるもっとも重要な仕事は考えることであり、人間は考えているときは忙しそうに見えない。もし筆者が、いつも忙しそうにしているプログラマと仕事をすることになれば、筆者は彼がよいプログラマではないと思うだろう。なぜならば、彼は彼の最も価値あるツール、脳を使用していないからである。」
新版では、以下のようになっていました。
「ひときわ優れたパフォーマンスを達成するには、一生懸命働くことに加えて、賢く働く必要がある。プロジェクトのデバッグ作業が多いことは、人々が賢く働いていないことを示す危険信号である。大量のコードを1日で書き上げ、そのデバッグに2週間かけるとしたら、賢く働いているとはいえない。」
「ラピッド・デベロップメント」でも「賢く」働くことが強調されていましたが、そうするためのヒントをたくさん、本書から見つけることが出来るでしょう。

5月 24, 2005 -    No Comments

コードコンプリート 第2版(上)

1993年に出版されたMcConnellの最初の著作の第2版。
上巻はプログラミングの初級から中級者を対象に、主にコーディング規約について述べています。
旧版ではコーディング・サンプルは、Basic、C、Pascalでしたが、新版では、C++、VB、Javaになっています。
読みやすさに工夫が凝らしてあって、「キーポイント」「ハード・データ」「コーディング・ホラー」のマークがあります。
ベテランの方は、章末の「まとめ」、「キーポイント」「ハード・データ」を拾い読みすることでも十分価値はあると思います。
「コーディング・ホラー」は悪いコーディングの見本です。
正直言ってコーディングのサンプルは、単純な例で、量も少なく、あまり参考にはならないと思います。
その中で、特に、論文でしか読めない「ハード・データ」が貴重であると思います。
例えば、
エラーを修正するコストは、大規模なプロジェクトでは一般に、アーキテクチャーの作成時に検出された要求のエラーを修正するコストが、要求の策定時に検出されたエラーの3倍に及ぶことが示されている。コーディング時に検出された場合のコストは5~10倍、システムテストの段階では10倍、そしてリリース後は10~100倍に跳ね上がる。(Boehm and Turner 2004)
という具体的な数字が示されます。
しかし、中級者以上にとっては、下巻に本書の価値があります。下巻は是非目を通していただきたいです。

5月 23, 2005 -    No Comments

プログラミングの心理学

ソフト開発に携わる全ての方に強く本書を薦める。いろいろなところで言及される古典です。出てくる技術は古いが、本質的な議論は現在でも的を得ている。豊富な実例とユーモアで飽きさせない。今回出版されたのは、「25周年記念版」。今までの原稿はそのままに、各章でワインバーグがコメントを書いている。ただ私には余計なことのように思われる。その記述の是非は読者が判断すればよいのである。それにもかかわらず、十分面白いので、エピソードのひとつと、エピローグを紹介します。
第6章 プログラミングプロジェクト
「閉会の前に、もう一度確認したい。」と彼はいった。「分担したところが今週中に終わらない可能性のある人はいますか。」
返事はなかったが、管理者はたっぷり六十秒間待ちつづけた。ついにチームリーダーの一人がかすかに、まるで気づかれたくないかのように手を動かした。だが管理者は見逃さなかった。「ジョージ、何か問題があるのかい。」
ジョージはもじもじしながらこういった。「ほんのちょっとですが・・・。」
「どのくらいほんのちょっとなの?」
「ちょっと遅れてるんです。」
「どのくらい?」
「ううむ、多分六週間。」
部屋中が大騒ぎになった。「六週間だって?」と全員が一斉に叫んだ。「みんなでシステムテストの準備をしているときに、六週間も遅れていながら、よくもそこでそうやって、会議の間中黙っていられたもんだ!」
管理者は他のチームリーダーたちを静まらせ、システムテスト部隊をホテルに待機させるための出費が実際に発生してしまう以前に、問題があることを認めたジョージの勇気をたたえた。しばらく話し合った後彼は、担当部分を四週間で完成させるようにジョージを説得し、システムテストのスケジュールを改訂した。そして、今度こそ閉会にしようというとき、もう一度何か問題はないか、と問いかけた。
「いやあ、あのう、」と別のチームリーダーが、言いにくそうに切り出した。「ジョージが四週間もらえるんだったら、ウチも欲しいんですがねえ。」
「ということは、君のところもできていないということ?」と管理者はたずねた。
「厳密に言えばですが・・・。」
「厳密に言えばどのくらい?」
「多分六週間だけど、でも四週間で何とかやってみますよ。」
こうして堰が切れてみれば、結局のところ六つのサブシステムは、全部スケジュール遅れを起こしている、ということがわかった。にもかかわらずもしジョージが、全員わかっていることを自認する口火を切らなかったとしたら、問題があろうなどとは露知らない、という形で会合が終わり、実りのないシステムテストが莫大な費用を費やして開始されるところだったのである。
第5部 エピローグ
人の頭脳は、いつもは容量のわずか10パーセントしか働いていない。残りはオペレーティングシステムのオーバーヘッドだ。
この本に動かされるところのあった人々は、コンピュータのオペレーティングシステムにばかり気を使うのをやめて、彼が自分の中央処理装置、つまり彼自身の頭脳と一緒に持ち歩いているオペレーティングシステムに注意を向け始めるのだ。

5月 20, 2005 - お仕事    No Comments

備えあれば・・・

本日は、リモートで保守作業を行いました。
MさんがCD-ROMを持って客先に行き、私が電話で作業の指示を与える・・・。
本来は、私も同行するはずでしたが、忙しいということで、無理を言って、こういう形にしてもらいました。
ほんの15分で完了するはずでした。
ところが、・・・CD-ROMが読めない・・・。
PCを変えても同じです。
いつもは予備のCD-ROMを作っていくのですが、いままで読めなかったことはないので、最近は1枚にしていました。
問題は、焼いた後、確認を怠ったこと。
来週、もう一度私も同行していくことになりました。
今度は予備のCD-ROMと確認作業を忘れないように・・・。

5月 19, 2005 - お仕事    No Comments

プロの条件

今回一緒に仕事をしている方でTさんという方がいます。
独立してもう10年ということで、先輩に当たりますが、年齢は私より一回り下です。
日本中を駆け回ってチームで大きなシステムを構築してきた実績は尊敬しますが、Tさんが一番大切にされているのは、ご自分とご家族だと折に触れ感じます。
苦しいプロジェクトで、知り合いから、手伝いを頼まれても、決して手を出しません。
ご自分とご家族が大変なことになるのを避けるためです。
こういうクールな対応が、長い間やってこれた理由かもしれません。
頼まれるといやといえない私としては、見習わなければいけない点だと思います。
また休暇をしっかりとられているのも、見習うべきことです。
Tさんのレベルに達するまでには、まだ長い時間が必要のようです。

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