1月 21, 2010 - ソフトウェア    No Comments

iPhoneで顔認識:haarとpca

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OpenCVの勉強中なのですが、世の中には、iPhoneに移植して顔検出をやっておられる方がいらっしゃいます。
大変参考にさせていただいたのですが、
そのまま動かしても面白くないので、検出から一歩進んで認識をPCAを使ってやってみました。

0   George Clooney
1   Leona Lewis
2   Mariah Carey

でうまくいった例です。認識率は50%くらいでしょうか?クルーニーも歯を見せるとマライア・キャリーと認識したりします。認識には3Gで4−5秒といったところでしょうか?いろいろと応用できそうです。

1月 19, 2010 - インターネット    No Comments

フリービットの素晴らしい対応

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今日、通知が来ました。アカウントを停止したそうです。以下、全文。

「川口 宏 様

フリービット株式会社カスタマーセンターでございます。
このたびは、弊社ネットワーク利用者の行為により、ご迷惑おかけいたしました
ことをお詫び申し上げます。

弊社では国内の通信事業者(プロバイダ)又は企業に対してネットワークのローミ
ングサービス提供を行っており、ご連絡をいただきました情報をもとにお調べ致
しましたところ、該当IPアドレス利用者はローミング提供先の通信事業者の提供
するプロバイダーサービスの顧客でございました。

<該当通信事業者>
IPアドレス :XXX.XXX.XXX.XXX
プロバイダー:AOL
URL     :http://www.aol.jp/

ご申告の内容に基づき通信事業者に連絡を行い、弊社利用約款に照らして該当ユ
ーザへは警告措置を行いまして、改善が見られない場合には強制契約解除の対応
を取るよう要請致しました。

該当のプロバイダからはアカウントの停止を行った旨の回答がございました。
接続中のセッションについても切断作業が完了致しましたのでご報告いたします

なお、同一人物による複数の契約が存在しているような場合に再度同様の書き込
みが発生するケースがございます。その際には恐れ入りますが再度情報のご提供
をいただけますようお願いいたします。

ご迷惑をお掛けいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます。」

1月 18, 2010 - インターネット    No Comments

コメント・スパムへのささやかな反撃

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私のブログは、多くの方からコメントをいただきたいので、キャプチャとか入れていなくて、敷居が低くなっています。そのせいで毎日、コメント・スパムが来ます。承認してから表示になっているので、見えないのですが、英語も日本語も両方来ます。世の中のコメント・スパム対策を見ると、基本的に2度目からは受け付けなくする対策です。思ったのは、もう少しスパマーが痛みを感じるようなやり方はないかということです。日本のコメント・スパムに関しては、IPアドレスからプロバイダーを特定できるケースが多いです。それでプロバイダーに対して、ログと共に、被害を申請したらどうなるか、やってみました。今回は、ニフティとフリービットです。どちらも受付窓口はありました。ニフティの方は、調査して対処するが、結果は通知しないとのこと。フリービットはまだ分かりません。被害者は、もっと戦う姿勢を見せてもいいのではないかと。残念ながら海外のスパムはプロバイダーを特定できないケースが殆どです。もっともバイアグラの宣伝などかわいいもんですが。感じたのですが、WEB経由の問い合わせは全てフォームメールを使うべきですね。記録が残る。間違ってもメールアドレスなど載せたらいけない。

フリービットの件は結果が分かったら報告します。

1月 14, 2010 - 生活    No Comments

近況20100114

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・Tully’sでキープしているマグを、ウォーホールのベートーヴェンのマグに変更。特注ものです。といっても安価なんですが。

・どうしても聴きたくなったベートーヴェンの弦楽四重奏曲のアルバンベルクの全集。日本のAmazonでは在庫がなくマーケットプレースで4000円以上の値がついている。それが、英国のAmazonだと送料を入れて、2631円。早速注文です。不思議なもので全てが安いわけではなく、日本の方が安いものもある。

・日本のAmazonでは、輸入盤2枚以上で、10%オフのセール。最初にベートーヴェンのピアノソナタのケンプの全集を注文したのですが、暫くして、ベートーヴェンの交響曲のカラヤンの全集を購入。カスタマーサービスに電話したら、一つにまとめて10%オフにしてくれました。700円以上の節約です。ありがたかった。

・フーちゃんに猫用ベッドを購入。始めは戸惑っていたのですが、今はすっかり気に入って爆睡してます。

・iPhoneのWakeupTunesで、待機中にスクリーンをブラックアウトさせる方法を考えた。現在試験中です。バッテリーの節約になります。iPhoneにも環境にも優しい。

1月 12, 2010 -    No Comments

ベートーヴェンの生涯(青木やよひ)

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青木やよひ
平凡新書(2009)

現代の美しい言葉で綴られた、もっとも新しいそして熱いベートーヴェン伝。緻密でいて分かり易く、当時を彷彿とさせて、所詮偽りの人生である小説なんかよりもずっと面白い、と私は思う。最後は涙が出てきた。ロマン・ロランの「ベートーヴェンの生涯」よりも10倍も感動的。「ベートーヴェン研究五十年余の全てを投入した渾身の力作」というのは誇張ではない。200年前の社会・政治・貴族や庶民の生活や都市の街並みをよくぞここまで調べ上げたものだ!今、青木やよひさんが二十歳で生きる究極の意味を啓示されたという弦楽四重奏 作品15を聴きながら本書を読めるなんて・・・本当に幸せだ。

「音楽こそ、人間をとり巻いていて、しかも人間にはとらえることのできない知識の、いっそう高い世界に達するための唯一の入り口であり、形のない入り口なのです。・・・精神が感覚を通して音楽から受けるものは、つまり具象化した精神的啓示なのです。旋律とは詩の官能生活です。一つの詩の精神的内容をわれわれの五感に沁み込ませてくれるのは、旋律ではありませんか。」

「確かに私はまだ若すぎるのですが、それでも私の申すことに間違いはないと思えますのは(おそらくいまは誰も理解せず信じないことでしょうが)、あの方[ベートーヴェン]は全人類の教養をはるかに遠く先んじているのです。私たちは彼に追いつけるでしょうか?ーーー私には疑わしく思えます。もしあの方が、その精神にある、巨大で崇高な謎が最高の完成度に達するまで生きておられさえしたら、あの方は最高の目標に到達されるでしょう。そうすれば、真の至福に私たちを一段近づける天上の認識を解く鍵を、私たちに手渡してくださるでしょう・・・・・・。」(一八一〇年七月二十八日、ゲーテ宛)アントーニア・ブレンターノ

「万物は、純粋に澄みきって神より流れ出る。たとえ度々悪への情熱に駆られて眼を曇らせようとも、私はいく重にも悔恨と浄化を重ねて、至高なる純粋な源泉、神性へとたちもどったーーーそしてーーーおんみの芸術へと。」

「無限の精神の体現者でありながら有限の存在である私たちは、苦悩と歓喜の両方を耐えるべく生まれついているのです。そして私たちにとって最善のことは、苦悩を通じて歓喜をかちうることだと申してもよいでしょう。」

「心より出ず、願わくは再び心にいたらんことを!」

「最後の四重奏曲群では、作曲家はもはや自我の主体者として語ることはない。かくれた神々の手が奏でるような高度で自在な音楽技法を駆使しながら、自らは一個の矛盾のかたまりのまま、星々の輝く天空の下で宇宙という大洋に身をゆだねて、時にはそれと戯れているかのようだ。この神秘で静謐にみたされた世界ーーかつて二十歳そこそこの私がそれに打たれたのはなぜか?人間存在の究極の意味がそこに感じられたからだ。長い人生の間には喜びも絶望もあり、そして人は誰しも過ちをおかすものだろう。しかし最後まで、人間を超えた大いなるものに対して敬虔であるように努めること、それが生きる意味だ、と。」

1月 10, 2010 - ソフトウェア    No Comments

SkyBook

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青空文庫を読むための、iPhoneのリーダー。これがとっても快適。ほんとに本を読んでいるみたい。
ジャン・クリストフ全巻が入ってしまうなんて!リルケもあれば、宮沢賢治もある。読めるのは古典だけだけれど、読書の楽しさを再認識しそうです。現在1周年記念の割引価格、お得です。

1月 10, 2010 -    No Comments

田園交響楽

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ジッド
神西清 訳

悲しくて辛い物語だ。心に焼き付いたのはジェルトリュードの目が見えるようになったとき、愛しているのはあなたではなくジャックだった、と告げられる場面。真実って残酷だ。

私がこの作品を読もうと思ったのは、タイトルの「田園交響楽」。今もって何故このタイトルがつけられたのか確信が持てない。
盲目のジェルトリュードが、この交響曲を聴いて感動する場面は、この作品の中でももっとも希望に満ちた明るい部分であるのだが。

宗教的な議論が難しかったのと、ベートーヴェンへの知見が高まるかと期待したのですが少し残念でした。

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