9月 30, 2008 - お仕事    コメントは受け付けていません。

Win-Winは復活するか?

NC20081001.jpg常日頃、Win-Win関係を目標にして仕事をしている、今日この頃ですが、世の中の流れは、そうではないらしい。
「日経コンピュータ」10/1号の特集、「ユーザーの言い分、ベンダーの言い分」では、もはや長期的な関係はない。基本はプロジェクト毎の単発の仕事で、ユーザーはコストでベンダーを選び、ベンダーも古くからの顧客であっても、赤字になるのが分かっているような案件は受けない。
同じ「日経コンピュータ」の連載「ベンダー・マネジメントの極意」でも、長尾清一氏は、「海外ビジネスでは、もめごとが発生するのが前提であり、『こちらが信頼すれば相手も誠心誠意尽くしてくれ、長期的な関係を保てる』などという性善説での期待は茶番。『この会社が好きだからビジネスをしている』という海外ベンダーの声など聞いたことがない」と言い切る。
でも、私は、まだWin-Win関係を信じています。
全てがコストで決まる単発のプロジェクトでは、企業間の関係は、どうなってしまうのでしょうか?
こういう世の中だからこそ、Win-Winを築ければ、それは非常に強みになります。
結局生き残るのは、そういう企業ではないかと思います。
今は、世の中の流れが極端な方向に傾いていますが、必ず、揺り戻しがあるはずです。

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