2月 18, 2009 - ,    2 Comments

図書館ねこ デューイ

dewey.jpgヴィッキー・マイロン
早川書房(2008)
週末に「デューイ」を読み終えました。昨年、書店で偶然手に取って、衝動的に買ってしまいました。
感動的だったことは確かですが、どうしても最後は、デューイの死で終わる。
それも安楽死なんですよね。
前に読んだ「あたしの一生」というノンフィクションも安楽死だったし、
アメリカでは一般的なのですかね?
私の実家の2匹の猫は、どちらも両親の腕の中で亡くなりました。
老衰だと思いますが、私はこういうのが理想です。
デューイの物語であるのですが、同時に作者の自伝でもあるし、アイオワの町スペンサーの歴史でもあります。
図書館も時代とともに変遷し、地域のニーズを満たしている存在であることには、少し驚きました。
作者のヴィッキー・マイロンは、不幸の連続で、弟をガンで亡くし、兄は自殺し、
24歳で子宮と卵巣を摘出され、シングルマザーで娘を育て、32歳で大学を首席で卒業したという、
ものすごい頑張り屋です。
人生では、何か起こるもの。大事なのはそのときに、「大丈夫」って言ってくれて抱きしめてくれる人がいるかどうか、
マイロンは言います。マイロン家の絆の強さは感動的ですが、デューイがその役割を果たしたことも多かったようです。
デューイの遺灰は、我が家だった図書館の庭に眠っています。大好きだったネズミのおもちゃと共に・・・。
18歳だったそうです。
有名であろうがなかろうが、多くの人に愛されたかどうかではなく、単に目の前の小さな命を大切にすることが大事だと思います。
そういう小さな命と過ごす、何気ない時間が実は最も幸福なときなのだと強く感じます。

2 Comments

  • デューイは本になっていたのですね。
    以前この図書館がTVで紹介されていたのを偶然観ました。
    時の流れに立ち止まってしまうのは図書館や街だけではなく
    人の心や気持も上手く流れていかない時ってあります。
    心に隙間が出来て悩んだり傷ついたりした時・・
    デューイは言葉ではなくその存在によって
    優しさや大切なことを教えてくれているようでした。
    毛も長く、フワフワしていて本当に可愛らしいデューイでした。
    TVでは二代目のデューイ(名前は忘れてしまいましたが)が紹介されていましたよ。
    ネコがいる図書館っていいですね☆

  • ヘルミーネ☆さん、TVを見られたんですね。うらやましいです。デューイの映像を見てみたかったです。
    本の中にもNHKが取材に来たことが書かれていました。丸1日撮影して、ほんのちょっとの登場だったとありました。
    図書館は大好きで、学生時代は図書館に入り浸り、そこでサリンジャーを発見したりしました。
    本がたくさんあって、静かで、さらにネコとコーヒーがあれば、文句ないです。
    「バベルの図書館」みたいな文字による宇宙の構築、(マラルメがそれを企てたそうです)のような図書館とネコよ、永遠なれ!(意味不明)